新居の間取りや家具配置を考える際、頭の中だけでイメージするのは難しいものです。実際に家具を動かしてみても、思い描いていた通りにならないことがよくあります。そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。そこで注目したいのが、3D部屋シミュレーターアプリです。これらのアプリを使えば、PCやスマホから簡単に部屋のレイアウトをシミュレーションできます。実際に家具を動かす手間やコストをかけることなく、理想の空間づくりが可能になります。本記事では、無料で使える3D部屋シミュレーターアプリを紹介します。それぞれの特徴や使い方を詳しく解説しますので、あなたに最適なアプリを見つけて、快適な住空間づくりにチャレンジしてみてください。
3Dシミュレーションで家具を配置する基本の操作手順
3D部屋シミュレーターを使用する際の基本的な操作手順を説明します。アプリによって細かい操作方法は異なりますが、大まかな流れは以下の通りです。
【各ステップの概要説明】
1.間取りの作成
2.建具と内装の設定
3.設備の設置
4.家具の配置
操作のコツやポイントとしては、実際の寸法を正確に入力することが重要です。細かい調整は後から行うので、まずは大まかに配置していきましょう。3D表示と2D表示を適宜切り替えて、全体のバランスを確認しながら進めるとやりやすいです。
間取りをつくる
まずは部屋の間取りを作成します。アプリを起動し、新規プロジェクトを作成して部屋のサイズと形状を設定します。具体的な手順は以下の通りです。
1.新規プロジェクトの作成:アプリを起動して「新規プロジェクト」を選択。
2.部屋のサイズ設定:幅と奥行きを入力して部屋の基本的な形を作成。
3.間取りの細部設定:部屋の形をカスタマイズし、L字型や複数の部屋を追加。
【壁や部屋の配置方法】
多くのアプリでは、グリッド上に線を引くことで壁を作成できます。部屋の形状に合わせて、四角や多角形のツールを使用します
【寸法の設定と調整】
壁の長さや部屋の面積を正確に入力します。ドラッグ&ドロップで壁の位置を微調整できるアプリも多いです
建具と内装を設定する
次に、ドアや窓などの建具と内装を設定します。これにより、部屋のリアルな雰囲気を再現できます。
1.建具の追加:ドアや窓などの建具の位置を追加していきます。
・壁に沿ってドアや窓のアイコンをドラッグ&ドロップします
・サイズや開き方向を指定できるアプリもあります
2.内装の設定:床材、壁紙、天井の材質を設定していきます。色や質感を調整しましょう。
・カラーパレットやテクスチャライブラリから選択します
・自分で画像をアップロードできる場合もあります
設備を設置する
キッチンやバスルームなどの設備も設置します。これにより、より具体的なレイアウトが可能です。
1.キッチンやバスルームの配置:キッチンはシンクやコンロなどの位置を、バスルームはバスタブや洗面台の配置を決定していきます。
・あらかじめ用意された設備アイコンを配置します
・サイズや向きを調整して、最適な位置を見つけます
2.照明や電気設備の追加:照明器具や家具を配置することで隠してはいけないコンセントやスイッチの位置を追加していきます。
・天井や壁に照明器具を配置します
・コンセントやスイッチの位置も考慮しましょう
家具を配置する
最後に家具を配置します。家具のサイズやデザインを選び、最適な配置を考えましょう。
1.家具の選択と配置
・カテゴリー別に分類された家具から選択します
・ドラッグ&ドロップで配置し、回転ツールで向きを調整します
2.サイズ調整とレイアウトのコツ
・家具同士の間隔や壁からの距離に注意します
・動線を考慮し、歩きやすいレイアウトを心がけます
間取りシュミレーションが大事な理由
間取りシミュレーションは、実際に家具を購入したり配置したりする前に、様々なレイアウトを試すことができる重要なツールです。
3Dで立体的に確認できるため
3Dシミュレーションを使うことで、部屋のレイアウトを立体的に確認でき、実際の空間のイメージがしやすくなります。実際の空間に近い視点で確認できるだけでなく、家具の高さや奥行きを含めた配置イメージがつかみやすいです。また、3D表示になることで、平面図ではわかりづらい空間の広がりや圧迫感も把握することができます。また、窓からの採光もイメージしやすいので、家具の配置や動線を視覚的に確認できるため、ミスを防ぎやすくなります。
予算オーバーも防ぎやすいため
間取りシミュレーションを行うことで、家具や設備の配置を事前に計画できるため、予算管理が容易になります。特に高額な家具や設備を導入する場合、シミュレーションで配置を確認することで無駄な出費を防ぎ、予算内で計画を立てることができます。
イメージしやすいことで、高額アイテムと安価なアイテムのバランスをとることができたり、代替品や類似デザインの検討が可能です。家具や内装材の価格情報を入力できるアプリもあるので、総予算を確認しながらシミュレーションを進めることもできます。
PCやスマホOK!部屋の家具配置シミュレーションの無料アプリ8選
ここでは、PCやスマホで使える無料の3Dシミュレーションアプリを8つ紹介します。それぞれの特徴と使い方を簡潔に説明します。自分の目的や使いやすさに合わせて選んでください。
ルームプランナー
ルームプランナーは、使いやすさと豊富な機能が魅力のアプリです。部屋の間取り作成から家具の配置まで、一貫して行うことができます。
特徴は直感的な操作で間取りを作成でき、初心者でも使いやすいところです。また、3D表示と2D表示の切り替えが簡単にできるだけでなく、豊富な家具カタログを利用可能なので、実際に購入を検討する幅が広がりそうです。
Planner 5D
Planner 5Dは、初心者でも簡単に操作できるインターフェースが特徴です。3Dビューで部屋の全体像を確認しながら配置を行えます。
最大の特徴は高品質な3Dレンダリングで、AR機能によるリアルな空間体験も可能です。何よりも複雑な間取りにも対応可能というメリットがあります。
Planner 5Dには無料版と有料版がありますが、無料版でも基本的な機能は使用可能です。有料版ではより多くの家具や素材にアクセス可能となっています。
再現間取りメーカー
再現間取りメーカーは、日本の住宅に特化した間取りシミュレーションが可能です。細かい間取り設定ができるため、実際の部屋に近いシミュレーションが行えます。
このアプリの特徴は日本の住宅事情に特化したアプリであることで、畳や障子など和風要素も豊富に使用できます。また、シンプルな操作性でシミュレーションできるので、初心者でも使いやすいでしょう。
再現間取りメーカーはその名の通り、実際の間取り再現の精度が高く、実在する物件の間取りを高精度で再現してくれます。寸法の微調整も容易にできるメリットがあります。
magicplan
magicplanは、スマホのカメラを使って実際の部屋をスキャンし、そのデータを元に3Dシミュレーションを行います。簡単に部屋のレイアウトを再現できます。
AR機能を使用して、家具を実際の空間に配置可能なのでイメージがしやすいのが最大の特徴です。
また、プロ仕様の精度で測定可能で複雑な形状の部屋にも対応できます。
プランナー5d
プランナー5dは、豊富な家具カタログが魅力のアプリです。3Dビューと2Dビューを切り替えて作業できるため、詳細なレイアウトが可能です。
フォトリアルな3Dレンダリングが特徴で360度ビューで部屋全体を確認可能でイメージがつきやすいです。カスタマイズ性もあり、テクスチャや色の細かい調整が可能で、独自の家具や装飾品の作成も可能です。
間取りー図
間取りー図は、シンプルな操作で間取り図を作成できるアプリです。初心者でも直感的に使えるインターフェースが特徴です。
日本式間取りへの対応で、日本の住宅規格に完全対応しています。和室や玄関など日本特有の要素も再現可能です。
また、シンプルなインターフェースで操作が容易で、2Dと3Dの切り替えがスムーズと、使いやすく機能性も兼ね備えています。
Roomle
Roomleは、3Dモデルの精度が高く、リアルな部屋のシミュレーションが行えます。家具の配置だけでなく、カスタムデザインも可能です。
最大の特徴はARで実際の空間に家具を配置可能で、VRモードで没入感のある空間体験が可能ということです。
また、家具カタログも豊富で、有名ブランドの家具も多数収録しています。実際の商品情報とリンクしているので購入も容易にできるのがメリットです。
間取りTouch+
間取りTouch+は、スマホで簡単に間取りを作成できるアプリです。家具の配置や内装の設定も直感的に行えます。
このアプリはタブレットやスマートフォンに最適化された操作性があり、指でのドラッグ&ドロップがスムーズです。
また、日本の住宅事情への適応性が高く、日本の建築基準に沿った設計が可能です。和洋折衷のインテリアにも対応できます。
まとめ
無料3D部屋シミュレーターアプリを活用すれば、理想の空間づくりがより身近になります。自分に合ったアプリを見つけて、快適な住空間のデザインを楽しんでください。実際に家具を購入する前に、様々なレイアウトを試してみることで、後悔のない選択ができるでしょう。3Dシミュレーションを活用して、理想の部屋作りを楽しんでください。
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